結婚相談所の開業・運営にかかる費用とは?相談所と連盟の現役運営者が解説!

目次

結婚相談所の開業・運営に必要な費用

結婚相談所の独立・開業を検討されている方の中には「結婚相談所は低リスクとよく聞くけど、実際に費用はいくらかかるの?」と思われる方がいらっしゃるでしょう。

結婚相談所の開業時には、結婚相談所連盟という組織に加盟するのが一般的です。結婚相談所連盟に加盟すると、以下のような結婚相談所の開業と運営のサポートを数多く受けることができます。

  • 加盟している結婚相談所の会員同士を紹介・マッチングできるようになる
  • 会員を成婚に導くためのノウハウが盛り込まれた研修を受けられる
  • 婚活カウンセラーと入会した会員が使うマッチングシステムが提供される
  • 結婚相談所に入会を検討している会員の集客支援を受けられる
  • その他多くのサポート

もちろん、結婚相談所連盟への加盟は無料ではなく、加盟金や月会費などの費用がかかります。

この記事では、結婚相談所 マリッジスタイル結婚相談所連盟 マリッジデザイングループを運営している会社で、実際に運営に携わっている筆者が、結婚相談所連盟の費用も含めた、結婚相談所の開業・運営に関する具体的な費用の紹介と、費用が少ないと言われている理由を解説いたします。

結婚相談所の費用には、大きく分けて初期費用とランニングコスト(運営費用)があります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

初期費用

まずは、開業時にかかる初期費用です。主に2種類の費用があります。結婚相談所連盟に加盟し各種サポートを受けるための費用、結婚相談所を運営していくにあたって必要な事務所や備品、ホームページの開設などの費用があります。

結婚相談所の費用は、他の業態と同じく規模によって大きく変わる部分が多いです。この記事で紹介する費用は、会員数が最大で30名程度の規模の結婚相談所を想定して記載しています。

結婚相談所連盟への加盟の費用

結婚相談所連盟によって金額や種類は異なりますが、主に加盟金と研修費用があり、おおよそ以下の表の金額になります。

研修費は、0円としていても、実際は加盟金に含まれていて、加盟金が高い連盟もあります。

項目金額
加盟金50万〜160万円
研修費0〜15万円

事務所や事務用品などの費用

事務所や備品の費用は、結婚相談所の規模やオーナーによって大きく変動するため、以下の金額はあくまで目安として捉えてください。

事務所は、個人や家族経営など小規模なら自宅で結婚相談所を運営することができるため、0円です。また、備品も、PCやネット環境がすでに整っていれば不要のため、こちらも0円になることがあります。

結婚相談所のホームページの開設は、結婚相談所連盟のサイト内で作成できることも多いため、独自のホームページにこだわらなければ、費用をかけないこともできます。

事務所費用は、10坪ほどのサイズを最大に記載しています。

項目金額
事務所0〜100万円
備品0〜20万円
ホームページ開設0〜30万円

すべてを合計すると、初期費用は 約50万〜325万円 です。

ランニングコスト

ランニングコストには、結婚相談所連盟に払う月会費や、新規入会者の集客を目的とした広告費やイベント開催費、それ以外には光熱費や通信費などのインフラ代などがあります。

ランニングコストはオーナーや結婚相談所の規模によって大きく変わる部分が多いです。例えば、広告やイベントなどでは集客は行わず、SNSや口コミ、紹介など費用がかからない方法だけで行うことができます。そのため、こちらもあくまで目安として捉えてください。

項目金額
連盟の月会費※1〜5万円
事務所賃料0〜15万円
備品0〜1万円
光熱費1万〜3万円
通信費1万〜2万円
広告費0〜10万円
イベント開催費0〜10万円

すべてを合計すると、ランニングコストは 約3万〜40万円 / 月 です。

※連盟の月会費は、結婚相談所の会員数に応じて増えます。会員が30名でおおよそ5万円と捉えておくのが良いでしょう。

結婚相談所の費用は少ない?

では、低リスクと言われている結婚相談所の費用は少ないのでしょうか? 日本政策金融公庫が発表している実際のデータから比較していきましょう。

他業種との比較

日本政策金融公庫が発表している「2020年度新規開業実態調査」によると、開業費用(初期費用)の平均値は989万円、中央値は560万円です。

結婚相談所の初期費用は、多くても300万円前後、少なければ50万円程度で収まることもあるため、他の業種に比べて非常に少ないことがわかります。

低リスクと言われるだけのことはありますね。

ランニングコストも同様に少なく、例えば飲食店では100万円以上かかることがあります。

このように結婚相談所は、他業種と比較しても開業と運営どちらも少ない費用で運営することができるビジネスです。

結婚相談所の費用だけでなく収益や収益構造について知りたい方はこちらをご覧ください。

結婚相談所の費用が少ない理由

では、なぜ結婚相談所の費用が少ないか、その理由を解説していきます。

設備投資が非常に少ない

コンビニエンスストアや飲食店など多くの業種では、開業時に事務所や店舗を用意したり、業務に必要な機材を用意する必要があります。しかし、結婚相談所の独立開業に、事務所や店舗、特別な道具は必須ではありません。

業務に最低限必要なのは、パソコンとインターネット環境、そしてパソコンを使うスペースのみです。そのため、自宅の一室やコワーキングスペース・レンタルオフィス等を利用するなど、初期投資を抑えて開業することが可能です。

事務所や店舗のことを考えるのは、開業後に会員が増えてスタッフを雇う必要が出てきたタイミングでも、まったく問題ありません。このように、設備投資が非常に少ないため、結婚相談所は低リスクで開業することができます。

人件費が抑えられる

結婚相談所の開業は、一般的な飲食店なコンビニエンスストアや飲食店等のフランチャイズビジネスと違い、会員の人数の拡大もオーナーである、あなたの判断でコントロールすることができます。そのため、運営に多くのスタッフを必要せず、 オーナー1人でも充分に経営をスタートすることができます。

そして、スタッフがいなければ、求人経費や人件費、教育コスト等を抑えることができます。一般的に、人件費は非常に大きな固定費となり、経営を圧迫しますが、そのリスクを小さくして開業・運営をすることが可能です。

仕入れや在庫管理が必要ない

結婚相談所は、コンビニエンスストアのような小売ビジネスや飲食店などと異なり、 食材等の仕入れを必要としません。仕入れが発生しないため、当然在庫は存在せず、在庫の保管場所・利用期限や破損の損失などを一切気にする必要がなく、安心して結婚相談所を運営することが可能です。

また、メリットは費用の面だけではありません。発注や在庫管理といった業務自体をする必要がないため、時間の余裕が生まれ、会員の活動のサポートに全力で取り組むことができる点も、大きなメリットです。

低リスクで開業・運用できることについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ

この記事では、結婚相談所結婚相談所連盟を運営している会社で、実際に運営に携わっている筆者が、結婚相談所の開業と運営の具体的な費用の紹介と、結婚相談所の費用が少ない理由を解説いたしました。

結婚相談所は、小さなリスクから初めて大きなリターンを得られる優秀なビジネスです。

開業を検討されている方は、ぜひ一度無料でできる資料請求や問い合わせをいくつかの結婚相談所連盟にしてみてください。

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