婚活市場の傾向と結婚相談所

結婚できない人が確実に増えている
日本では、年々男女ともに未婚率が上昇しており、20~59歳の独身者数は約2,500万人となっています。
しかし、いずれは結婚したいと考えている未婚者は9割もおり、結婚をしたいができない人が非常に多くいる状態です。
結婚をできない方が増えている分、各種婚活サービスの市場規模は拡大しており、婚活サービスの筆頭である結婚相談所は、成長性が高い事業となっています。
それでは、日本の具体的な結婚・婚活に関するデータを見ていきましょう。
婚活市場の傾向と結婚相談所
男女の生涯未婚率は年々上昇している


出典: 総務省 国勢調査
生涯未婚率(50歳まで結婚したことが無い人の割合)は年々上昇を続けています。
特に、一般的に結婚適齢期と呼ばれる30代前半の男性は約50%、20代後半の女性は約60%が未婚です。30代前半の女性でも、約35%が未婚となっています。
また、未婚率が上昇しているだけではなく、婚姻数はゆるやかに減少していっており、結婚相談所のような婚活サービスの重要性が増しています。
未婚者の9割が「いずれ結婚するつもり」である
年々未婚者が増えている日本ですが、2015年の結婚に対する意識の調査結果では、約9割もの人が「いずれ結婚するつもり」と回答しています。
結婚に対する意識の調査結果は、昔からほとんど変わらない割合ですが、未婚率は年々増しているため、結婚をしたくてもできない人の割合が増えています。
このような人たちに、結婚を強く後押しする結婚相談所は、非常に重要な存在となっています。

出典: 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」
婚活サービスをきっかけとした結婚は増加している
一方で、婚活サービスをきっかけに結婚した人の割合は年々増加しています。
もちろん、結婚相談所を利用した結婚も増加しています。
結婚したいができないという人が増えている中で、婚活サービス経由の結婚が増えており、結婚相談所のニーズは今後も増えていくことが予想されます。

出典: 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ「婚活実態調査2021」
再婚・中高年の結婚ニーズが増えている
そして、もう一つ増えてきているのが、離婚率と再婚率です。
最近では、結婚した3組に1組は離婚をし、結婚した4組に1組は再婚となっています。
また、再婚を含め、中高年の方の婚活も増えてきています。
結婚相談所は、結婚適齢期と呼ばれる世代だけでなく、40代から60代以上に対してもニーズがあり、世代を問わず出会いを作る重要なお仕事です。

出典: 厚生労働省「平成28年度人口動態統計特殊報告(婚姻に関する統計)」